STT(Ski Technical Test)とは

STTってナニ?

全国勤労者スキー協議会が行うスキー技術検定制度「Ski Technical Test」の略称です。
STTはロングターン、ショートターン、コンビネーションの3種目を100点満点で採点します。
受検資格は特にありません。
また、レディ洞窟の壁画をモチーフにしたバッチの交付(点数に応じて8種類の色)を受けることもできます。
埼玉スキー協では毎年シーズン中に数回、STTを実施しています。

STTのススメ

 「技術はお金で買うものだ」なんて乱暴な言葉を耳にしますが、本当にそうなのでしょうかね?
確かにカービングスキー板の出現によってここ数年、道具の進歩は目を見張るものがあります。しかし高価な道具を買っても目標を持たず単にタラタラ流して滑っているだけではなかなか上達は望めないと思います。スキーをはじめとして道具を使って自然を相手にするスポーツは奥深いものがあり、飛躍的に上達するのは難しいと(私は)思います。

 スキーの魅力って何だと思いますか?
やはり自然の中を滑ることによって得られる爽快感や開放感そして達成感でしょう。
最初は緩斜面しか滑ることができない初心者でも色々な人の指導を受けたり滑走回数を重ねるごとに、どんどん上達して急斜面などを転ばずに滑り降りることができるようになってくると思います。
滑走技術が上達してくると、滑走できる範囲が広がっていくとともにスキーの楽しみ方も無限に広がっていくはずです。

 技術の習得(上達)はスキーを楽しむための手段であって、それ自体が決して目的となるものでは無いと思いますが「現在の技術レベルはどれくらいなのかな?」という客観的な判断をして欲しいという欲求は誰しもが持っていると思います。

 全国勤労者スキー協議会には、スキー技術検定制度「スキーテクニカルテスト」(Ski Technical Test:略称STT)があります。
スキーリーダーテキストには目的として以下のことが書かれています。
  1.技術達成度の判定と評価>
  2.スキー技術上達の目標と課題を与え意識向上を促す
  3.スピードとコントロールを両立させた質の高い技術の追求と普及に役立てる
これって目標にもなるし客観的判断によって自分の技術レベルも知ることができますよね。
種目はたったの3種目:ロングターン、ショートターン、コンビネーション
検定は3人の検定員によって行われます。検定員は検定員研修を修了したスキー協指導員(1名以上は上級or中級指導員を含む)で構成されます。
検定員3人が揃えばクラブ内でも気軽に開催することができます。
また、レディ洞窟の壁画をモチーフにしたバッチの交付(点数に応じて5種類の色)を受けることもできます。
この点数は永久性を持たない(その時点の点数)ので、頻繁に受けて現在のレベルを把握するのに最適です。
 県やクラブ・各ブロック行事の中に組み込んで実施してください。
きっといつもとは違う雰囲気の行事になると思いますよ! (^^)
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